那須地区のパワースポット
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関東北部と東北南部の間にある栃木県ですが、二つの地方の文化がクロスしながらも南部地区は関東平野の北側に対し、北側は日光・那須・鬼怒川の山々がそびえたち、北への難所といわれている白河の関はすぐそこです。
今回は、那須地区のパワースポットについてお話ししましょう。
那須高原を訪れるなら立ち寄って～殺生石～
東京から比較的近い避暑地といえば、長野の軽井沢と清里ですが、いずれも首都圏から外れるため首都圏内を挙げるならば那須地区です。
東北からも近く、三本槍岳のふもとにあるがゆえに恵まれた自然を生かして、動物園を中心としたリゾート開発が積極的に行われてきました。温泉旅館が比較的多く、秋の紅葉や冬の雪景色など様々な表情で楽しませてくれるでしょう。
最初のパワースポットは殺生石で、首都圏有数の火山である那須岳(茶臼岳)が近いため、硫黄のにおいをしながらも、九尾の狐伝説の名所・旧跡で千体地蔵と巨大な岩とともに地球からのパワーを感じます。
ご利益というよりは自分自身に対し、すべての意味において力がみなぎってきます。なお、近隣の那須温泉は那須岳の火山の力が源で、訪問ついでにドライブなどの疲れを癒しましょう。
・住所：〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本
・交通アクセス：東北自動車道那須インターチェンジから25分
狐と帝の悲しき恋～玉藻稲荷神社～
那須高原から南へ少し下ると、田園風景が比較的多い地区である大田原市へと向かいます。町の中心部は西那須野駅寄りにある以外は、農業を主な産業として町の発展に貢献しています。次に紹介する玉藻稲荷神社ですが、こちらも九尾の狐伝説の旧跡であり、前述の殺生石の一部が飛来した地です。
一人の美女が帝を愛してしまい、この神社を訪れた時には湖に自分の真の姿である狐が映り込んだ言い伝えがあり、その美しい水面はまるで鏡のようでした。九尾の狐のパワーがこの地に伝わったのですから、美に対する力が授かるため、美を意識している女性の方は訪問したいものです。
・住所：〒324-0244 栃木県大田原市蜂巣709番地
・交通アクセス：東北自動車道黒磯板室インターチェンジから25分
塩原八幡宮～逆杉～
那須岳から南西に位置したところにある塩原ですが、こちらも火山からの熱エネルギーの恩恵を受けてか温泉街として有名です。南関東の箱根、北関東の草津などと並ぶ関東の温泉名所で、週末を中心に観光客でにぎわいます。
また、日光国立公園や鬼怒川温泉からも近いのもその強みを生かしています。塩原八幡宮は塩原温泉にある神社で、境内にはご神木として巨大な杉の木が生えています。樹齢は1500年を超えており、栃木県内最大の樹木として大事にされ続けてその高さは天高くそびえたつタワーのごとく、塩原を見守り続けています。
根元にくっついている樹は夫婦杉の別名を持ち、既婚者は夫婦円満、未婚者は縁結びのご利益があるほどで、夫婦や恋人も訪れて、ご縁を大事にする一方、彼氏や彼女がいない方でも素敵なパートナーを授かるよう祈願する意味で訪れておきたいものです。
・住所：〒329-2924 栃木県那須塩原市中塩原11番地
・交通アクセス：東北自動車道西那須野塩原インターチェンジから25分
殺生石、那須与一～那須温泉神社～
源平の合戦の激戦区を挙げるならば壇ノ浦の合戦(山口・下関)や屋島の合戦(香川・高松)が有名で、その戦いに参戦した那須与一が瀬戸内海に展開していた平家の船団に的を掲げ、弓の腕を見せるために撃ち落とす逸話はあまりにも有名です。
のちに某アニメでネタの一つとして取り上げられるほどになりました。その彼のゆかりの地として、那須温泉神社があります。
敷地内には国歌・君が代でなじみのあるさざれ石や、愛宕副神水は御神水の別名を持つほどです。那須与一は弓の名手であったこともあり、ご利益を上げるならば受験生が志望校を的に見立てて、見事合格へと射止めることや、彼氏や彼女がいない方ならば、好きな方に対して、その思いを射止めるといった願いを込めてご利益を授かりに訪れる方が多い場所です。
・住所：〒325-0301 栃木県那須郡那須町大字湯本182番地
・交通アクセス：東北自動車道那須インターチェンジから25分
まとめ
栃木・那須地区のパワースポットについて紹介しましたが、九尾の狐伝説や那須与一など歴史にまつわる人物たちと地球のパワーを授けながら、それぞれの思いを成就する目的で訪れたいものです。
