せっかくだから、出雲大社と一緒に伺いたいパワースポット
日本の神様が集うといわれているのが、島根の出雲大社です。週末の夜に東京を出発するのもよし、空路で現地入りしてもアクセスできる強みが魅力で、神様の力を授かりながら恋愛などの運気をアップして素敵な出会いに恵まれたいものです。今回は、出雲大社と一緒に訪れたいパワースポットについてお話ししましょう。
神様が最初に集う場所~稲佐の浜~
旧暦の10月になると神在月と呼ばれる季節があるのは、出雲の言い伝えです。
北から南までの神様が一堂に集まり、いきなり出雲大社へ赴くということではなく、まずは稲佐の浜で合流してから男女間の縁談のほか金銭面などについて様々な「縁」について協議する場所として定められています。
全国各地の神々が集まる意味でも重要な場所であり、日本海に面しているため海の力が得られます。
この浜は国護り神話の舞台の一つでもあり、大国主命と高天原からの使者との間で協議を行った出来事でも有名な屏風岩を外から眺めることができます。それ以外にも浜辺にある大きい岩の上に鳥居と祠がある弁天島、冒頭にも触れたように神々の会議が行われる上宮、つまり出雲大社の末社が点在しています。
なお、パワースポットは恋愛や金銭など様々なご利益に恵まれますが、出雲大社を訪れる際の隠れたスポットといえるでしょう。
・住所:〒699-0702 島根県出雲市大社町杵築北2711番地
・交通アクセス:一畑電車大社線出雲大社前から徒歩27分
・備考:訪問するなら旧暦の10月(11月前後)がおすすめ
大社の東側~命主社~
出雲大社を訪れるのであれば、さらに東側のパワースポットにも訪れたいものです。
命主社は「えのっつぁん」と地元では親しまれていますが、神産巣日命が御祭神であり、古事記における造化三神の一柱として祀られています。八十神によって大国主命は死に追いやられましたが、神産巣日命は赤貝の神と蛤の神を遣わせ蘇生したといった言い伝えがありました。
命を授ける神様が宿っているため、ご利益は子孫繁栄で、結婚して間もない方や、子宝に恵まれない方を中心に訪れています。
また、手前には樹齢が1000年を迎えた椋の木と併せて訪問すると命のすごさを感じるだけでなく、新たな命に恵まれることも期待しておきたいスポットです。さらに東へ進むと真名井の清水があり、島根の名水100選に指定されています。
・住所:〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東185番地
・交通アクセス:一畑電車大社線出雲大社前から徒歩13分
島根半島の西の端~日御碕神社~
三重の伊勢神宮は日本の昼を司る神社であり、朝と昼を守り続けています。対照的に日御碕神社は夜を司り、月と夜空を守っている役割を担っています。
この神社は上の宮が「神の宮」であるのに対し、下の宮は「日沈宮」がそれぞれ存在し、二つの宮を総称しているため名付けられました。ちなみに御祭神は天照大神であり、伊勢神宮と同じ神様として祀られています。
ご利益は厄除けであり、砂守りと呼ばれるお守りが入手できるため、どんな災難が降りかかっても守ってくれるとされています。
少し北へ進むと日御碕灯台があり、白亜風でありながらも高さは約44メートルあり、日本海を行き来する船の安全を見守るだけでなく、国から登録有形文化財にまで指定されているため、有料ではありますが内部の見学が可能で、資料館のほか展望台から見る島根半島や隠岐の島などを望める絶景スポットです。
・住所:〒699-0763 島根県出雲市大社町日御碕455番地
・交通アクセス:一畑電車大社線出雲大社前から一畑バス日御碕線日御碕から徒歩1分
出雲大社の南側~須佐神社~
島根半島から南へ下り、中国山地へと入ると須佐神社へ向かいます。某スピリチュアルカウンセラーがパワースポットの一つであると自分の著書で執筆して以降、注目度が上がったといわれています。
周辺を山々に囲まれた静かな神社ですが、境内にある杉の大木は樹齢約1200年ともいわれており、周囲6メートル、高さ24メートルと巨大な木で、散策ができるのが特徴です。
ちなみにパワースポットはその大木で、国内で唯一「須佐之男命」の御霊が祀られ、訪れる方々に力を与えてくれる不思議な木です。しかし出雲大社より離れているため距離に関しては少し遠目に位置しつつも小ぢんまりとしている印象こそ強い分、素朴かつおごそかな場所ゆえに神聖なる場所として来訪者に癒しを与えます。
・住所:〒693-0503 島根県出雲市佐田町須佐730番地
・交通アクセス:JR山陰本線出雲神西から車で約20分
まとめ
島根の泉大社周辺のパワースポットを紹介しました。日本の神々が集う神聖な場所ではありますが、周辺にも存在しているパワースポットは神様が訪れたり祀られてあったりと伊勢に負けない重要な場所としても認識されています。