ハワイでもお盆になると灯篭流しが開催される?その内容とは
日本ではお盆になると灯篭流しが行われますが、ハワイでも灯篭流しといえるイベントがあります。
幻想な色に染まる海に、日本で灯篭といえるランタンが浮かぶ姿を見ようと、毎年多くの人たちが集まります。
そこで、ハワイ版の灯篭流しといえる「フローティング・ランタン・フェスティバル」について紹介していきます。
「フローティング・ランタン・フェスティバル」とは
もっとも新しく「フローティング・ランタン・フェスティバル」が開催されたのは2022年の8月28日です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、3年に渡る雌伏のときを越え、やっと開催されたといえます。
ハワイ島はコナ中心地から車で40分弱の場所にあり、コハラ・コースト沿いにある超高級ホテル「フェアモント・オーキッド」は、周辺の海がとても美しいことで有名です。
1986年に開業したノース・ホスピス・ハワイは、ハワイ島で終末ケアを治療しているホスピスであり、そのノース・ハワイ・ホスピスが主催しているのが日本の灯篭流しに該当するランタン・フェスティバルといえます。
ハワイ島で有数の超高級ホテル「フェアモント・オーキッド」とのパートナーシップにより開催されているイベントで、ここ3年は新型コロナの影響で中止されていましたが、やっと開催できたといえるでしょう。
ハワイの「OBON」に開催するイベント
「フローティング・ランタン・フェスティバル」は日本のお盆を踏襲したイベントであり、毎年多くの方たちでにぎわいます。
もともと灯篭流しは故人を想い偲び敬い、感謝や愛をこめて灯篭に託し、故人のもとへと届ける送り火の一環行事です。
灯篭にのった魂が川や海を渡って、その向こうにあるとされる向こうの世界に帰ると言い伝えられています。
本来は川施餓鬼という水害によって亡くなった方の霊を弔い供養することから始まった灯篭流しですが、ノース・ホスピス・ハワイのエグゼクティブ・ディレクターが日本のお盆をリスペクトしていたため、ランタン・フェスティバルが開催されるようになったようです。
イベント参加は無料
「フローティング・ランタン・フェスティバル」への参加は無料であり、灯篭は20ドル寄付すると受け取ることができます。
駐車場も無料なので、お金を掛けずに気軽に参加しやすいイベントといえます。
テーブルに用紙されているサインペンでランタンに想いを書き込み、故人との思い出など浮かべながら偲びましょう。