ハワイの公式言語であるハワイ語とは?近い言語と特徴について簡単に紹介

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ハワイ語は、ハワイの公式言語のひとつである言語です。

もともとはネイティブハワイアンの使っていた言語であり、1,500年ほど前にポリネシアの島々から伝わった言葉ともいわれています。

現在、ハワイでは英語が多く使われているため、ハワイで生活をはじめてもすぐに使える方は多いとはいえません。

ただし、ハワイの地名・挨拶・メレ(歌)でも使われるなど、ハワイの歴史や文化にも関係する言語といえます。

長い歴史において、使用を禁じられ、消滅危機にあったともいわれる言語ですが、近年では若い人でも流暢に話せる方が増えつつあるようです。

また、ハワイ語に近い言語もあるため、前もって知っておくと混同することはないといえます。

そこで、ハワイの公式言語であるハワイ語について、近い言語と特徴を簡単に紹介します。

 

ハワイ語とは

ハワイ語は、ハワイ諸島で生まれたポリネシア系の言語です。

英語と同じく、ハワイ州の公用語として使われており、ハワイアンの文化とアイデンティティを象徴する言葉といわれています。

ハワイの歴史・伝統・文化を伝える重要な要素ともいえるのがハワイ語です。

 

ハワイ語に近い言語

ハワイ語は、オーストロネシア語族(南東語族)に属する言語です。

オーストロネシア語族は、東はイースター島、西はマダガスカル、南はニュージーランド、北は台湾で使われています。

その中でハワイ語は、タヒチ語・マオリ語・サモア語・トンガ語などのポリネシア諸語に近いとされており、発音・語彙・文法などに多くの共通点が見られます。

 

ハワイ語の特徴

ハワイ語の発音は、明瞭でシンプルといわれており、すべて母音で終わります。

日本語の発音に似ていることや、ローマ字表記にも類似するため、日本人には馴染みやすい言語といえます。

母音(A, E, I, O, U)と子音(h, k, l, m, n, p, w, ʻ)の13文字で構成されており、音節を繰り返す単語が多いため、リズムカルな心地よさを感じさせてくれます。

ハワイ語の基本的な文構造は、「動詞+主語+目的語」の順番であり、名詞の複数形の表現があります。

この場合、名詞自体は変化せずに、名詞の前の冠詞を単数形の「ke」「ka」や、複数形の「nā」へ変えてあらわします。

疑問文を作るときは、文末に「?」を付ければ完成です。

会話のときには語尾を軽く上げれば疑問文の発音になるため、話しやすいといえるでしょう。

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