ハワイアンフルーツとは?パイナップルとマンゴーが人気の理由を紹介
ハワイはその温暖な気候から、たくさんのフルーツが育ち、スーパーマーケットなどの店頭にも色とりどりの種類のものが並んでいます。
たとえばパイナップルやマンゴーなどは、ハワイアンフルーツとして有名ですが、ジュースやスムージーにして味わうこともできるなど、食べ方もいろいろです。
そこで、ハワイアンフルーツについて、特にパイナップルとマンゴーが人気の理由を紹介していきます。
パイナップルがハワイで有名になった経緯
ハワイで有名なフルーツといえば、やはりパイナップルでしょう。
世界一のパイナップルの産地といわれるほど、ハワイではパイナップルの栽培が盛んに行われていました。
最初にハワイにパイナップルが登場したのは16世紀頃で、ハワイ島コナの海岸で難破した外国船の積荷だったパイナップルが漂着したことをきっかけに、栽培が始まったとも伝えられています。
パイナップルの葉は鋭くトゲもあるため実際に栽培することは困難とされていたようですが、1886年にジャマイカからトゲのない葉を持つ品種が取り入れられ、耕作地拡大により一気に生産が増えたとされています。
1892年になると、今後はオアフ島でパイナップルの生産がスタートしました。
さらにその数年後、ホノルルにパイナップル工場がつくられて、大量で一気に生産量が拡大します。
缶詰加工なども始まり、パイナップルはハワイの一大産業に発展しました。
現在もハワイでパイナップルは人気なのか
現在でも、ハワイのフルーツといえばパイナップルというイメージは変わっていません。
ただし実際には、パイナップルのシェアもアジア産のものが占めるようになり、主要産業としている国は他へと移っているようです。
ハワイでは、オアフ島に残っているドールのパイナップル農園や、マウイ島の数社など、それほど多くありません。
マンゴーがハワイに渡った経緯
ハワイのフルーツとして、パイナップルと並ぶほど人気なのが「マンゴー」です。
マンゴーは、1809年にメキシコ経由でマニラからハワイへ入国しました。
また、1885年にはジャマイカから入国し、その後、ハワイ農業試験場などの研究により新品種がつくられて、現在ではハワイのスイーツとして名をはせています。
通常であれば6~9月に収穫されるマンゴーは、樹液は乳化剤や接着剤に、種は煎じて下痢止めや駆虫剤に使うなど、ただ実を味わう以外にも様々な用途で使われるフルーツです。
ただしウルシ科の植物であるため、アレルギー発生やかぶれなどの症状が出る場合もあるため、肌の弱い方は注意しましょう。