マカダミアナッツとは?ハワイとの関係や土産の定番となった背景を紹介
マカダミアナッツチョコレートは、マカダミアナッツをチョコレートでコーティングしたお菓子であり、ハワイ旅行のお土産の定番品として知られています。
もともとマカダミアナッツはハワイ原産の植物の種子ではなく、オーストラリアが原産地です。
ではマカダミアナットは、いつ、どのような経緯でハワイへと浸透して海外旅行土産の定番となったのでしょう。
そこで、マカダミアナッツについて、ハワイとの関係や土産の定番となった背景を紹介していきます。
マカダミアナッツとハワイの関係
「マカダミアナッツ」とは、ヤマモガシ科の常緑樹「マカダミア」の殻果であり、直径は約2センチの大きさです。
クイーンズランド・ナッツとも呼ばれ、不飽和脂肪酸の一種オレイン酸が約83%と大変豊富に含む食用の実であり、コレステロールはありません。
1880年代に、マカダミアを農産物にする最初の農園がオーストラリアにつくられ、ハワイでは1882年と1885年に導入されました。
1892年にはホノルルへ6万本もの苗が植えられ、今日のハワイ産マカダミアの原木へと成長したといわれています。
ハワイでの生産量
マカダミアの原産地オーストラリアでは、現在でも生産量が多く、ハワイでのシェアは低下傾向にあるものの、生産量世界一を誇ります。
マカダミアの農園は、ハワイ島のコナとマウカ、マウイ島のハレアカラ山麓、カウアイ島の南岸などです。
ハワイで栽培される代表的な品種は以下のとおりです。
・ケアウホウ
・イカイカ
・カケア
・カウ
・ケアアウ
なお、ハワイのマカダミアナッツは、ナッツ自体を販売するケースもあれば、チョコレートやオイルなどに加工された商品として販売されていることもあります。
ハワイ土産定番の背景
ハワイから日本へ持ち帰る定番の土産として知られているのがマカダミアナッツチョコレートです。
もともと防風林用としてハワイに取り入れられたマカダミアですが、ナッツに食用の価値があることが明らかになってからは、ハワイ大学が商業生産を目的として品種改良を重ねたり栽培方法を研究したりしました。
そしてハワイに大規模な農園ができて、マカダミアナッツが栽培されるようになったという流れです。
ハワイのマカダミアナッツチョコレートで有名な「ハワイアンホースト」の創業者は、マカダミアナッツとチョコレートの相性がとても合うことに気がついて商品化したといわれています。
その結果、1970年代から現在まで、ハワイ土産の定番品として多くの人に愛され続けているようです。