マカダミアナッツとは?ハワイ土産の定番品の特徴や歴史・人気の理由を紹介

マカダミアナッツとは、ヤマモガシ科マカダミア属の常緑樹からとれる種子です。
オーストラリア原産のナッツであり、クリーミーな口当たりとバターに似た風味などが特徴といえます。
ハワイ土産の定番品として選ばれやすい商品の一つに、マカダミアナッツチョコレートなどがありますが、馴染みのある観光土産品として販売されています。
そこで、マカダミアナッツについて、ハワイ土産の定番品の特徴や歴史、人気の理由を紹介します。
マカダミアナッツの特徴
マカダミアナッツの特徴は、他のナッツよりも主にパルミトオレイン酸などの一価不飽和脂肪酸が多く含まれていることです。
いろいろな食品のパルミトオレイン酸含有量と比べても、マカダミアナッツは圧倒的に多く含まれます。
パルミトオレイン酸は酸化しにくい脂肪酸であり、化粧品や石鹸などで美肌成分として使われることもあります。
マカダミアナッツの歴史
マカダミアナッツは、もともと食用ではなく、サトウキビのプランテーションの防風林として使うための植物でした。
オーストラリア東部のクイーンズランドを原産とする植物であり、オーストラリアの先住民アボリジニは、木を観賞用または日陰用に使っています。
食用目的として栽培されるようになったのは19世紀の始め頃で、マカダミアナッツ収穫を目的とした最初の農園が、1880年頃にオーストラリアで栽培を始めました。
その後、イギリス人により、オーストラリアからヨーロッパ南部やスリランカへと伝えられたようです。
オーストラリアからハワイに伝わったのは1882年と1885年であり、さらに1892年には6万本もの苗がホノルルへと持ち込まれたとされています。
1950年頃には、マウイ島に居住していた日系人のM.タキタニ氏により、マカダミアとチョコレートとミックスしたマカダミアナッツチョコレートが誕生します。
同じ時期の1950年頃からは、オーストラリアで本格的に産業化されました。
マカダミアアッツが人気の理由
マカダミアナッツが人気の理由は、食用以外にいろいろな用途があるからです。
脂肪分が多いため、砕いて火をつければ応急の照明として利用できます。
また、上質で健康的なオイルなので、化粧品などにも使われることがあります。
さらに煎るとコーヒーの代用として、アーモンド・コーヒーを味わうこともできるでしょう。
ナッツを潰せばナッツバターになり、ピーナッツバターの代わりにもなります。
なお、マカダミアナッツのコレステロールはそれほど高くありませんが、1粒あたりのカロリーは食パン1枚半に匹敵するほどの高カロリーなので注意しましょう。