代々木八幡宮パワースポット
東京の初もうでスポットを挙げるならば、湯島天神に明治神宮、それに靖国神社などが挙げられますが、明治神宮の横にある代々木公園と山手街道の間にある神社が代々木八幡宮と福泉寺です。都内のパワースポット同士が近隣にあるのは、何か大きな力を得られるのではと感じずにはいられない話です。今回は、代々木八幡のパワースポットについてお話ししましょう。
代々木八幡宮とは
この神社は渋谷区内にある仏閣の一つで、歴史については後述しますが明治神宮や代々木公園の近くにあり、都心の中の自然を感じるスポットです。
規模の面に関しては明治神宮と比べ小ぶりではありますが、多くの芸能人の方々がこの神社に訪れ、「大ブレイクする」や「仕事面においてたくさんもらえるチャンスに恵まれる」といったご利益を求め参拝しています。運気アップへとつながり、全国区のテレビで見ない日はほぼないものというジンクスがあるほどです。
規模と言い、人気と言い、全般的に明治神宮のほうが圧倒的だと話す方もいますが、小ぢんまりとした規模はパワースポット巡りをする意味でも最適であり、同時に立ち寄るとさらなるご利益があるともいわれています。
渋谷区内で一番有名なのがハチ公像やセンター街が有名ですが、北西へと目を向けると代々木八幡宮と明治神宮、それに代々木公園があり、区内において観光面では有名なスポットとされています。
由来について
なぜ代々木に八幡宮が建てられたのか説明していきましょう。時代は鎌倉時代へとさかのぼります。1202年、荒井外記智明が伊豆(現静岡県)の修善寺で源頼家を暗殺したのち出家、宗祐に名前を改め、主君の冥福を祈りました。
1212年8月の夜の出来事でした。霊夢にて八幡大神の託宣と宝珠の鏡を授かり、神のお告げであると感じた宗祐は、代々木の元八幡に祠を立てたのちに鶴岡八幡宮から分祀したのがきっかけで9月23日に建造されたのが、この代々木八幡宮でした。
そのため毎年9月22日と23日に例大祭が開催され、神輿が境内に宮入りするだけでなく神楽殿で演舞が披露されるなど、大勢の人々でにぎわいを見せています。今では明治神宮とともに代々木地区の二大パワースポットとして注目され、本神社を参拝してすぐに明治神宮へお参りに行く方もいるほどで、アクセス面についても代々木公園内を散策していけばたどり着く距離となっています。
ご利益
本神社のご利益は、武家や朝廷から崇拝され、国家鎮護。破邪顕正の神である八幡さま故に厄除開運が主です。また、神功皇后は応神天皇が生まれる前に三韓征伐に出征されたのちに帰還し、そのご出産されたため、子育てや安産のほか家内安全に怨霊退散・交通安全のご利益が得られます。
また、天照大神(万物の神であり伊勢神宮のご祭神)のほか、白山大神は菊理媛大神の別名を持ち、ご利益に関しては縁結びや夫婦円満以外にも山の神や海の神、つまり五穀豊穣までも影響を与え、農業や水産業における豊作や大漁、家畜出産など様々な面においてパワーを授けてくれるため、パワーに関しては大地の属性となっています。
それ以外にも勝ち運や仕事運のご利益があるため、芸能やスポーツで活躍されている方が参拝に訪れるだけでなく、その力をいつまでも授かれるよう近辺にまで引っ越ししている方もいるほどです。
見どころとは?
実際に参拝するとき、最初に訪れる場所が出世稲荷神社です。仕事運を司るスポットで、先に説明したように芸能関係に従事している方が参拝するとブレイクするなどと話題の種になるだけでなく、あらゆる業種の方々にまで広まるほどです。
最初は拝殿を参拝し、その次に榛名社と天神社、そして稲荷社と回り、最後は出世稲荷大明神の順序に巡るのがルールですので、順序はしっかりと守りながら参拝を行いましょう。
その次に富士塚が隣接されていますが、登るだけで富士山の登山と同じ利益が得られ、静岡と山梨の県境にある富士山(本神社から南南西)に向けてお祈りをするとご利益のアップにもつながります。
蛇足ですが、本神社の社に関しては渋谷区内に残された数少ない自然の林です。江戸時代までは今と違ってのどかな風景が広がる武蔵野の自然に恵まれましたが、明治時代以降の都市開発などの進捗により、区内の自然をめぐる意味では貴重な存在となっています。
交通アクセス
・住所:〒151-0053 東京都渋谷区代々木5丁目1番地1号
・交通アクセス
小田急電鉄小田原本線代々木八幡から徒歩3分
東京地下鉄千代田線代々木公園から徒歩5分
まとめ
都会の中の小さな自然を満喫しながら参拝できる代々木八幡宮は、明治神宮とともに渋谷区内のパワースポットとして力を得るために訪れる方で賑わい、特に芸能など第一線で活躍する方が、仕事運のアップを図るべく訪れているといいます。その力は古くから武家などが崇拝するといった歴史から続き、今でも多くの人たちが訪れています。