海外旅行に持って行くべき常備薬とは?ポイントご紹介
海外旅行では何が起こるか分かりません。そんな場合に活躍するのが常備薬です。日本にいる時は症状がなかったのに、旅行中に突然発症することも想定する必要があります。必要なケース別にどんな常備薬を持って行けばいいのかについてお伝えします。
日焼けによる肌のかぶれや赤み
海外旅行先で1日アクティビティーを終えると、顔やデコルテがヒリヒリする事があります。ヒリヒリするということは、微小な水泡がたくさん出来ている状態なので、皮膚を保護・保湿する必要がありそうです。日焼けの程度が軽いなら、白色ワセリンなどの保湿塗り薬がおすすめです。
白色ワセリンなら赤ちゃんのお肌にでも塗ることが出来るので安心です。まずは、日本にいる間に熱い夏などに一度日焼け止めを塗らずに過ごすことで、肌のタイプが分かります。赤みが出て来た場合は、皮膚科でリンデロンを処方してもらっておくのも1つです。
風邪~筋肉痛・のどの痛み・関節痛
風邪を引くだけで、海外旅行は楽しいものではなくなっていきます。喉が痛いと食事は美味しくないですし、関節痛があればアクティビティーをするのも億劫になります。
漢方の葛根湯などは風邪の初期の喉痛や筋肉痛を抑えてくれます。また、寒さや鼻水の場合は胃にやさしい青竜湯もおすすめです。
慣れない食材による下痢
下痢は比較的、胃腸の弱い方によく起こる症状の1つです。正露丸を持っていくといいのではないでしょうか。
ドライマウスやドライアイ
日光の中、長時間過ごすと舌が渇いてしまったり、目がドライアイのためにコロコロしてしまったりする事も。薬局で売っているドライアイ専用目薬を準備しておきましょう。また、アレルギー性結膜炎からドライアイになる事も。
コンタクトを使っておられる方は、あらかじめ眼科を受診しておき、アレルギー性結膜炎の目薬をもらっておくのもポイントのようです。
ドライマウスについては、トローチなどがおすすめです。ガムやキャンディーでもいいのではないでしょうか。
船酔いや飛行機酔い
海外旅行先の船や飛行機で酔う事も。水無しでも飲める大正製薬のセンパア・QTなどがあるようです。ただ、アレルギー系の薬を飲んでおられる場合、酔い止めと一緒に飲む事で副作用となることも。
・前日はたっぷり睡眠時間を確保したか
・乗りものに乗る1時間前からは何も食べない様にしていたか。
・乗りもののタイヤの上の座席に座らない
・乗りものの座席の一番前(前を向いた時に窓が見える席)に座っているか
・オレンジジュースは飲んでいないか
など
乗り物酔いをする場合、これらの理由も原因となるので要注意です。
女子の生理痛
ボルタレンとセルベックスを常備薬とすることで、ひどい生理痛でも対応できます。副作用も残らないので、緊急時の痛みにはおすすめです。
バファリンは頭痛にはいいとされていますが、胃に負担が掛かるのでバファリンを飲んだ事で胃腸に不快感が出れば、また薬を飲まなければいけない事になるのであまりおすすめできません。
胃の痛み
食べ過ぎによる胃の痛み、胃の調子が悪くて食欲がわかない場合は、六君子湯(クラシエ)や安中散(ツムラ)があります。しかし、生理による胃の不調や痛みであることも考えられます。
その場合、生理痛の薬と併用して、漢方薬や風邪薬を飲むと副作用が起こる事もありますので、生理の3日前に生理痛の薬を飲むことで、胃の不快感が減る事につながります。なぜかと言いますと、ホルモンは胃から分泌されているからです。
生理当日はすでに胃からホルモンが出ているため、薬を飲んでも胃に関してはケア出来ていない事の方が多いそうです。
皮膚の擦り傷や切り傷には?
擦り傷を放置しておくと、その部分が腫れてきます。海外旅行の疲れで免疫力が落ちているなどすれば、全身にばい菌がまわります。抗菌効果もあるゲンタシン軟膏がおすすめです。鼻、耳などのデリケートな部分にも塗ることが出来るそうです。
常備薬は持っていっておいて損はない
常備薬はコンパクトになるように、ジッパーに入れて持ち歩くのがいいでしょう。よく利用される場合、すぐに取り出せるように錠剤を小分けにしておくなどの工夫も出来そうです。
自分の体質を知り必要な常備薬はマストで持っていく事で、海外旅行先での困った対策がとれそうです。