ハワイのカトリックの歴史とは?布教活動のきっかけや現在の主要な宗教を紹介

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ハワイのカトリックの代表といえるのは、たとえばカトリック系のシャミナード大学などの教育機関や、オアフ島のセントオーガスティン・カトリック教会などです。

他にも日常会話が日本語の信者のためのジャパニーズカトリッククラブなども存在しているなど、ハワイ現地で一定割合を占める宗教といえるでしょう。

そこで、ハワイのカトリックの歴史について、布教活動のきっかけや現在の主要な宗教を紹介します。

 

ハワイで布教活動が始まったきっかけ

ハワイで布教活動が始まったきっかけは、1789年までさかのぼります。

この年に、初めてハワイ諸島にアメリカ国籍の船が就航し、その後、1820年にアメリカ東海岸のボストンから最初のプロテスタント宣教師が上陸しました。

カメハメハ2世にカイルア・コナで迎えられた宣教師たちは、ハワイでの布教を許可されて、ホノルルダウンタウンの土地も与えられました。

宣教者達は施設を建築し、布教活動の展開により、新たな価値観を普及したという流れです。

そのため、ハワイのキリスト教布教は、1820年のプロテスタント宣教師上陸からスタートしたといえるでしょう。

 

カワイアハオ教会の歴史

キリスト教の宣教師がハワイへ上陸後、住居と礼拝の場である藁葺きの小屋も建てられました。

しかし簡素な造りであることや、藁葺きのため、家事や台風などの影響で4回も破壊されました。

そこで、1838年、カメハメハ3世により新たな教会の建設が始まります。

当時、最も頑強といわれていた建築素材の珊瑚が使われ、1842年に礼拝堂である「カワイアハオ教会」が完成しました。

完成したカワイアハオ教会は、オアフ島初のキリスト教会とされており、初礼拝はカメハメハ3世を含む王族や5,000人のハワイアンにより行われたようです。

 

カトリック教会の設立の歴史

1862年、カメハメハ4世の要請を受けて英国聖公会も伝来し、ハワイ改革カトリック教会が設立されています。

本格的にカトリックが布教したのは王政廃止後の1890年代です。

これは、ハワイ王国時代はプロテスタントが優勢だった状況が続いたからといわれています。

 

現在のハワイの主要な宗教

ハワイの主要な宗教はキリスト教です。

しかし、キリスト教だけでなく、仏教やその他宗教も存在し、無宗教者が多数を占めています。

さらに、キリスト教はカトリックとプロテスタントに分かれており、カトリック教会はプロテスタントに次ぐ大きなキリスト教一派です。

ハワイ州全体でのカトリックは、キリスト教(プロテスタント・カトリック・その他キリスト教宗派)の2割強を占めています。

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