受験シーズンが到来する前に行っておきたいパワースポット
日本国内には学業などの「合格祈願」などで、多くの人が訪れるパワースポットが多く存在します。今回は、その中でも長く愛されている定番のスポットを一部ですが、ご紹介します。
パワースポットとは決まりがあるの?
パワースポットには、「大地のエネルギーがある」と信じられています。江戸時代の頃から神聖な場所や、生命が宿る場所として「弥盛成地」(いやしろち)と呼ばれました。その大地が持つエネルギーによって、「気が高まる」「元気になる」「癒される」「願いが叶う」と言われてきたのです。学問において、昔からの言い伝えなどで、効果があると信じられているのです。
合格祈願の為の拠り所「絵馬掛所」
合格祈願といえば「絵馬」というくらい、1つの風物詩のような情景です。受験を控えた学生さんやそのご家族などが、絵馬に願いを書いて飾る姿をよく見かけます。
この「絵馬」ですが、なぜ「馬」が描かれているのでしょうか。
日本では昔から、馬が神聖な動物(神馬)とされ生きた馬を神様に奉納することがありました。その後、高価な馬を奉納する代わりに、木製や土製、紙制の馬の像を代用としていましたが、板に描いた馬の絵を奉納するようになりました。それが絵馬の始まりといわれています。
合格祈願の絵馬を飾るには、どのようなパワースポットがいいのでしょうか。下記にて全国の有名スポットを見てみましょう。
難を乗り越えてきた東京上野 ~上野大仏~
受験生や新卒者からも人気があるのが「上野大仏」。現在の上野大仏は顔だけになっていて不気味ですが、昔は身体もありました。江戸時代から度重なる震災や火災で直すたびに、倒壊してしまい、とうとう顔だけとなってしまいました。しかし、これ以上は落ちないという事から、「受験に落ちない」合格祈願のパワースポットと言われ、都市伝説的にもなっているのです。
〇お守り
上野大仏さまのお顔が刺繍された五角=合格のお守りは、「紫・緑・青・ピンク」の4種類の色があります。その他、大仏様の知恵を授かれる「合格大仏なで守」というお守りや、可愛らしい「桜咲く合格守り」などもあります。
〇絵馬
こちらには2種類の絵馬があり、さくらの形をした「さくら絵馬」と「大仏(釈迦如来)絵馬」です。受験シーズンには、大仏絵馬が多く飾られるそうです。
「北野の天神さん」京都市上京区 ~北野天満宮~
「北野天満宮」は、日本各地に約1万2000社あるとも言われている天神社・天満宮系列の元祖にあたり、天神信仰発祥の社として知られています。
合格祈願する意味で、本殿をお参りして直帰するという人もいますが、北野天満宮まで足を運んで参拝したのなら、より受験合格にご利益のある末社や大黒天像に、願掛けをしていく事もお勧めします。
〇お守り
「北野天満宮」には、学業に関係するお守りや札が存在します。学力向上のための「勧学守」は、白い布地に金の刺繍がきれいなお守りです。入試・試験合格のお守り「学業守」は淡い色がかわいらしいお守りです。
〇絵馬
掛ける場所に「一願成就所牛舎(お牛さん)」があり、願いの成就を後押ししてくれるそうで、絵馬にも牛の絵が描かれています。
まとめ
学問の神をまつると言われている場所は数多くありますが、本来は、神や仏に感謝を表す場所なのです。やるべき事をすませて準備が万全であれば、この場所で元気をもらい、神仏に対する感謝を忘れずに、人生が良い方向へ導いてくれるきっかけになる場所だと信じる事が大事なのです。 心に余裕を持って、周りの景色も楽しむ事をお勧めします。