奥多摩地区のパワースポット巡り
owner
都心から日帰りで行けるスポットといえば、東京都西部地区となる奥多摩エリアです。電車で乗り換えなしで行けるという意味でも、週末の小さな旅行をするという意味では理にかなった場所といえるでしょう。
今回は奥多摩エリアのパワースポットについて紹介しましょう。
東京の水の源 ～小河内神社～
奥多摩駅からバスに乗り換えて山梨県方面へと西へと進み、奥多摩湖の湖畔にある神社が最初に紹介する小河内神社です。湖と山々に囲まれた小さな神社ですが、周辺に吹く風そのものがパワーを感じることができるため、奥多摩エリアのパワースポットの一つとして注目されています。
秋は紅葉のシーズンになるため奥多摩湖を彩ることができ、夏だと新緑、冬は雪で山の雰囲気が変わるためそれぞれの季節に訪問してみてもいいでしょう。また、ドラム缶橋という別名を持つ麦山の浮橋を渡ったあと、三頭の名水を訪問してみるのも楽しみの一つとされているからです。
多摩川と氷川渓谷 ～氷川神社～
昔は氷川駅と呼ばれた奥多摩駅はかつて、石灰石を輸送するための貨物列車の基地という役目を果たしていました。しかし、トラック輸送にとって代わる形で廃止され、今ではお梅や東京からのスマートな電車が行き来する程度の山間の中にある小さな終着駅です。前述の億多摩湖方面や台風で現在不通となっている日原地区などといった奥多摩エリアのあちこちとはバスで介しています。
その奥多摩駅から近いところにあるパワースポットが氷川神社で、多摩川沿いにある神社です。久能山東照宮(静岡)と日光東照宮(栃木)との中間地点にあることから、神気の通り道とされるため、境内にある氷川の三本杉と呼ばれる御神木共々強力なパワーを感じることができるのが特徴です。
東京都で数少ない村 ～九頭竜神社～
都内で村を挙げるとしたら、利島、新島、神津島、小笠原、三宅、御蔵島、青ヶ島が挙げられますが、いずれも伊豆諸島の自治体です。しかし本土側となると檜原のみとなるため、東京都で村を挙げるとしたら8自治体となり、全国の都道府県における村の数という意味では多いほうとされています。
都内の西側となる檜原村は、山梨県との県境にあり、都内で数少ない温泉地としても有名です。今回紹介する九頭竜神社のパワースポットは「気」を保つことから、東京都内で最強のパワースポットとされているからです。公共交通機関で行くとした場合は奥多摩というよりは武蔵五日市まで電車で行ってからバスに乗り換えていくというのが一般的です。
檜原の滝 ～九頭竜の滝～
前述の九頭竜神社から少し離れたところにあるのが九頭竜の滝です。関東で屈指の滝行スポットで、滝に打たれながら自分の木を高めたいという方の訪問が絶えません。滝は二段式となっているため、滝行を通じて禊をする方にとっては最適な地です。アスリートや芸能関係などの方々だけでなく、最近では動画サイトの普及で海外からも滝行をするために訪問される方が増加しています。
こちらも「気」を保つことから都内屈指の強力パワースポットとされていますが、夏や秋よりも冬の滝行の人気が高いことから極寒の地での修行は精神的にも強まることから、凍える寒さの中で修業をするという意味では適した場所です。
「こうべ」ではない ～神戸岩～
神戸と書いて、兵庫の「こうべ」と答えるのが一般的でしょう。しかし、東京の「神戸」は読み方が違います。今回紹介する神戸岩（かのといわ）がまさにそれで、「かのと」と読むからです。神戸岩を訪問される方は「こうべいわ」と読まないようにしていただきたいものです。読み間違えやすい場所の一つとされています。
東京都から天然記念物の指定を受けているという意味では、前述の九頭竜滝同様で、奥多摩の自然のなせる業です。遊歩道の先にはハシゴや鎖場を経由していくのが一般的で、気の橋やトンネルなどを経由する先にたどり着くのは、神戸岩と小さな滝が流れる光景です。名前の由来は神が通る道で、現世での生活などでできた穢れを癒してくれるスポットです。
白丸の山々の ～元栖神社～
奥多摩から一駅目となる白丸で電車を降り、山里離れた場所にあるのが今回紹介する元栖神社です。パワースポットは子孫繁栄で新婚さんが子宝に恵まれますように、と願いを込めて訪問されるほどです。
実際に建てられた年代などについては不明ではありますが、元栖の栖は鳥の巣を意味していて、卵を産んでから雛鳥を育てる、つまり子供を授けてから育てるというたとえ話があるほどです。なお、例大祭は毎年1月15日に開催され、その他8月の第二日曜日にも祭りが催されるほどです。
まとめ
以上、奥多摩エリアのパワースポットについて紹介してまいりましたが、東京都内でありながら秩父や甲斐に近く山々の自然に囲まれており、のどかな田園風景の中にパワースポットが点在しています。
