天草のパワースポット

Pocket
LINEで送る

熊本の西側といえば天草地区ですが、有明海に面した離島です。熊本から陸路(自家用車もあれば、三角までJRを利用して、そこから自動車)で移動するというのが一般的ですが、所要時間が長いので福岡空港で飛行機を乗り継いで現地入りのほうが早いことから、空路のアクセスが良いとされています。

今回は、天草のパワースポットを紹介します。

島の歴史など

天草といえばキリシタン大名の天草四郎が治めていた地で、キリスト教が盛んだった地区なのは確かですが江戸幕府では日本が占領されるというリスクになるとのことで鎖国政策を推し進めることになりました。

江戸幕府からすれば、キリスト教は足手まといとなったわけです。島原・天草の乱はキリシタン大名たちが江戸幕府に対し激しい抵抗をしたのですが、幕府側の指揮官だった板倉重昌が戦死したため、増援として派遣した松平信綱らによって天草軍は全滅したという悲しき歴史は後の世に知らしめることになり、キリスト教そのものが解禁されるのは明治になってからのことでした。

また、九州有数の温泉地である島の各地では温泉宿が点在しているのも、由布院や別府、黒川などに匹敵する九州の温泉街です。

実際のアクセス

天草へのアクセスは、以下の通りです。

①熊本駅からJRで三角まで出てからレンタカーを利用する
②熊本から高速バスに乗って、直接現地入りする
③長崎・南島原の口之津港から鬼池港へフェリーでアクセスする
④福岡空港から飛行機で天草空港入りする

陸路だと時間がかかりますが、有明海を眺めながらドライブする気分が味わえます。長崎ルートはフェリーで渡り船旅を満喫できますが、福岡だと所要時間がかかってしまうというデメリットがあるので、所要時間を短くするためにも飛行機を利用するのも一つの手ですね。

次は、パワースポットについて紹介しましょう。

天草とキリシタンといえば・・・~大江天主堂~

最初に紹介するのは、天草島の西側に位置する大江天主堂です。キリスト教が解禁してすぐに立てられた教会で、天草四郎などといったキリシタン大名たちの功績をたたえる意味でも建てられました。

フランス人の宣教師と信者たちによって建造されたカトリック教会で、丘の上に建てられています。白亜風のロマネスク様式の建物であり、祈りのパワーは清らかな力を与えてくれることでしょう。注意点を挙げるとしたら、協会の外部は撮影しても問題はないのですが、内部については撮影禁止となっています。訪問される際には気を付けたいものです。

開館時間は朝9時から夕方の17時までとなっていますが、ミサなどが開催される場合航海が禁止されますので訪問をされる際には問い合わせるとよいでしょう。

天草と諏訪 ~本渡諏訪神社~

次に紹介するのは、本渡諏訪神社です。諏訪といえば長野ですが遠く離れた熊本天草の地と何の関係があるのかというのが正直なところでしょう。時代は鎌倉時代へとさかのぼり、モンゴルが中国を経由して攻めてきたという元寇の際に守ってくれたというのがそもそもの始まりで、1283年に諏訪大社からこの地に分霊を奉納しました。

御神木は南の神社らしく、ソテツの木が植えられているのが特徴で秋の紅葉の季節には県内外から大勢の観光客でにぎわい、天草の紅葉を楽しみながらお参りする方もいるほどです。天草空港から比較的近いところにあることから、空路で天草入りした方はぜひとも訪問しておきたい場所です。

展望台 ~千巌山~

次に紹介するのは、天草市中心部から東へと進んだところにある千巌山です。この山自体パワースポットになっており、奇岩などが点在していることがそれを物語っています。展望台から見た景色は天草諸島全体を見渡せるだけでなく、対岸の八代までも見渡せることができるのですから、夜はきれいな夜景を見ることができるでしょう。

天草四郎が実際に腰をかけたといわれる岩も、この展望台にあるのも特徴ですが、毎年四月の桜の花が咲くころにはお花見を楽しめることでしょう。桜の花と有明海という組み合わせは、写真愛好家の人たちにとって撮影しておきたいポイントですね。パワーという意味では祈りがメインとなっていて、様々な願望を祈っておきたいものです。

山の中のスポット ~染岳観音院~

次に紹介するのは、染岳観音院と呼ばれる山の中にあるスポットです。場所が染岳の中腹にあることから、ちょっとした山登りも楽しめます。かつては天草氏の菩提所でしたが、天草四郎がキリシタンとなったため荒廃しましたが、再建の際に天狗が出現し観音を拝むようにとお告げがあり、その時に投げた岩が縁結びのパワーがあるとされています。

恋愛をしたい方には訪問しておきたいのですが、先に触れた通り山の中にあることから、成就までの道のりは決して平たんなものではないことを実感させることができ、トレッキングとセットで満喫できるのも特徴です。

日本のあの女神?! ~七瀬通灯台~

最後に紹介するのは、七瀬通灯台です。一見するとアメリカ・ニューヨークにある自由の女神に見えるんじゃないかといわれていますが、実際は灯台の構造そのものが自由の女神と偶然似ていたそうです。

訪問するならば晴れた日の夕方がおすすめで、灯台と重なり合った瞬間がたいまつに火をともすシーンと似ていることから、恋愛が成就するという噂も存在しています。ドライブデートではぜひとも立ち寄りたいところです。

まとめ

天草地区のパワースポットを紹介しましたが、今回紹介したスポットを一日で回るのが大変ですので、訪問するならば週末で、天草を拠点に巡礼してみるのもよいでしょう。

Pocket
LINEで送る