フラフープとは?ハワイのフラが名称についた遊び道具の楽しみ方や目的を紹介
「フラフープ」とは、プラスチックなどでできた直径約1メートルの輪で、輪の中に入った人が腰を振って回転させる遊び道具です。
日本でも、昭和33年(1958)秋に大流行し、子どもたちの人気の遊び道具となりました。
フラフープは、ハワイの「フラ」と輪を意味する「フープ」の言葉が名称に使われていますが、腰を振る姿がフラダンスのように見えるため、商標名として使われています。
1957年に木製タイプのフラフープがオーストラリアで考案され、翌年にアメリカでプラスチック製に改良され、日本へと上陸したそうです。
そこで、フラフープについて、楽しみ方や目的、効果について紹介していきます。
フラフープとは
フラフープとは、ハワイの伝統的なダンスである「フラ」の独特な腰の動きと、大きなリングを意味する「フープ」を合わせた造語です。
直径は1メートル程度のプラスチックでできた輪の中へくぐり、腰などを振って落下させないように回転させる姿がフラダンスのように見えるため、「フラフープ」という名称が名付けられたとされています。
フラフープの楽しみ方
フラフープは腰で輪を回転させるだけでなく、腕や脚、首などで回して楽しむこともできます。
アメリカでは「フープ」と呼ばれる遊び道具でもあり、フープを回すことを「フーピング」と呼び、技を出す人は「フーパー」と呼ばれます。
一般的に遊具として親しまれているものの、高度な技を使ったパフォーマンスや競技、またはダイエットの用品としても使用されています。
フラフープの目的
フラフープの目的は、子どもたちが楽しく遊ぶこと以外にも、たとえば体幹を鍛えることなどが挙げられます。
輪を落下させないように腰を使ってフープを回し続けるため、体幹を鍛えなければならず、それにより姿勢がよくなったり運動能力が上がったりします。
フラフープの効果
たとえば乳児や幼児が腰でフープを回すことは難しいため、遊びに活用できないと考えがちです。
フラフープは腰で回す以外にも、転がしたりくぐったりといった使い方があるため、幅広い年齢で取り入れることができます。
通常の使い方は、腰を前後・左右に動かして輪を落下させないように回すことです。
この動きが、適度な有酸素運動による脂肪燃焼や、胴体まわりの矯正などにつながるとも考えられているため、ダイエットに取り入れることもできるでしょう。
また、腹筋・腹斜筋・骨盤まわりの筋肉などが鍛えられれば、股関節や内臓が動くようになり、リンパの流れが改善されて便秘やむくみなどが解消されることも期待できます。