ハワイ語と英語の違いとは?旅行を満喫するためにマスターしておきたい言語

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アメリカ合衆国の1つであるハワイ州は、英語とハワイ語の2か国語が公式言語の州です。

ハワイでは英語を話せなくても日本語で通じる場所は多いといえるものの、現地の人たちとコミュニケーションを取りたいなら、英語を理解しておくべきといえます。

また、ハワイの公用語であるハワイ語を知っておくと、よりハワイ旅行を満喫しやすくなるでしょう。

そこで、ハワイ語と英語の違いについて、旅行を満喫するためにマスターしておきたい言語を紹介します。

 

ハワイ語とは

「ハワイ語」とは、ネイティブ・ハワイアンの話していたポリネシア諸語に属する、タヒチ語と同系統の言語です。

昔は言葉を表記する文字がなかったため、情報伝達は口承がすべてでした。

詠唱(チャント)と踊り、フラ、メレ(歌)などがその例であり、情報を伝達する手段として使われていたため、ハワイの歴史・文化・ライフスタイルを紐解く材料ともいえます。

 

ハワイ語と英語の違い

ハワイ語と英語の違いは以下のとおりです。

・発音…ハワイ語は子音が続かずすべての音節が母音で終わる、SやGなどの歯擦音がなく母音は日本語と同じ。

・文字…ハワイ語はアルファベットの上の「-」「カハコー」記号により、音は長めに音引きする。「’」「オキナ」という記号で吃音を使う。

・言語地位…ハワイ語は1978年にハワイ州法が改正され、英語と共にハワイ州の公用語になったもののあまり使われていない。

・ピジン英語…ハワイ語は、世界中からの移民が集まってきた歴史から、住む人たちが使いやすいように英語が変化した言葉ともされており、リズム・音・独特の表現が特徴のピジン・イングリッシュと呼ばれる。

 

ハワイ語による教育

ハワイ州では、かつてハワイ語が使用されていました。

しかし1893年にハワイ君主制が廃止され、ハワイの言語としての使用は禁止されています。

1978年にはハワイ州法改正により、ハワイ語と英語がハワイ州の公用語になりました。

しかしハワイ語を流ちょうに話せる人は少ないため、ハワイ語復活のために非営利団体設立と、ハワイ大学による教育プログラムなどの取り組みを行ってきました。

1994年と1995年に、毎年2月はハワイ語使用を推奨するハワイ語月間とし、2012年にはハワイ州改正法でハワイ語月間を毎年恒例の行事とされています。

現在は様々な取り組みの成果により、毎年8,000人以上の学生がハワイ語を学んでいるようです。

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