アロハとは？ハワイ語の挨拶を構成する単語や文字の意味を紹介

ハワイ語の「アロハ」とは、「こんにちは」「さようなら」などの挨拶で使う言葉であり、「愛」などの複数の意味を持つことで知られています。

挨拶だけでなく、愛情や好意、慈悲や思いやりなどを表現するアロハスピリットの言葉といえるのは、文字それぞれに優しさ（AKAHAI）や調和（LOKAHI）などの意味が込められているからといえます。

そこで、ハワイ語のアロハや、挨拶を構成する単語や文字の意味を紹介します。

アロハとは

ハワイ語の「アロハ」とは、主に「こんにちは」や「さようなら」などの挨拶で使用される言葉ですが、愛・思いやり・尊敬・調和などを意味する言葉でもあります。

感謝や愛情表現、おもてなしなどの意味を持つ万能な言葉といえるでしょう。

また、ハワイの方たちが最も大切にしている「アロハスピリット」を象徴する言葉としても使われています。

アロハ（Aloha）には、次の2つの単語を合わせた言葉です。

「alo」…顔と顔を向かい合わせる

「hā」…息を交わす

古代ハワイでは、命の交流こそが挨拶とされていました。

現在では気軽に交わす挨拶の時の言葉ですが、実際には縁あったから出会えたというスピリットを感じさせる言葉といえるでしょう。

他者を思いやる気持ちをひと言で表した言葉こそがアロハの意味です。

アロハの文字には、以下の言葉の意味が隠されています。

・「A（アカハイ）」…優しさと思いやり

・「L（ロカヒ）」…調和と融合

・「O（オルオル）」…喜びをもって柔和に

・「H（ハアハア）」…ひたすら謙虚

・「A（アホヌイ）」…忍耐と我慢

アロハの意味をまとめると、以下の内容になるといえます。

・挨拶の言葉（「こんにちは」「さようなら」「ありがとう」「ようこそ」など）

・愛情表現・親切心（好意・愛情・慈悲・尊敬などの相手を大切に思う気持ち全般）

・アロハスピリット（思いやり・調和・喜び・謙虚・忍耐の5つの精神をあらわす言葉）

また、先にも説明したとおり、アロハは「alo」と「ha」からの語源であるといえます。

「alo（アロ）」は、顔・正面・存在の意味を持ち、「hā（ハア）」は息・呼吸・命をあらわす言葉です。

そのため、アロハには、相手の顔に向き合って、互いの命の尊さを確認し合い、一緒に息をするといった言葉の意味があります。

命の交流や深い繋がりを表現するときの言葉として、今も現地で使われています。