国内旅行保険

国内を旅行するきっかけは様々でしょうが、のんびりと温泉巡りを楽しみたいというケースから、登山やラフティング、夏は海水浴や水上スキー、冬にはスキーやスノボなどなど、様々な活動を目的にした旅行もあるでしょう。

アクティブな活動には事故やケガのリスクが高まるため、国内を旅行する時には備えが必要になります。

Step1. 楽しい旅行の為の備えに保険の活用を

スキーや登山、ゴルフなど、旅行の目的が決まっている場合、その目的に特化した保険に加入するケースもあります。趣味のスポーツ目的で年に何度も旅行に行くのなら、特化した損害保険に加入しておくことも必要です。

ただし初めてスキー旅行に行く等、普段は行かない場所に小さな子供を連れていく場合などは、家族全員が対象になる国内旅行保険に加入することを検討しましょう。

Step2. 国内旅行保険とは

旅行中はつい気持ちが大きくなり、普段なら起きない事故が発生する可能性があります。例えばプールサイドで滑って転んでしまったり、スキーで骨折したり、または階段からうっかり転倒してしまい打撲を負うなど色々なケースが考えられます。

このような場合に備えるためにも国内旅行保険に加入しておくと良いですが、国内旅行保険は旅行中のケガに対する補償だけでなく、賠償責任を負うことになった時や携行品の損害、事故時の救援費用に対する補償を受けることができます。

保険料も旅行の日数や補償額などにもよりますが、短期であれば安くて数百円程度ですむ保険会社もありますので気軽に加入することができます。

Step3. 国内旅行保険の補償内容

国内旅行保険が具体的にどのような補償内容になっているかを確認しておくと検討しやすいでしょう。

3-1. 死亡・後遺障害に対する補償

国内旅行中に事故が発生した場合などで、死亡や後遺障害を負った場合などに補償を受けることができます。例えば海水浴中に溺れて亡くなってしまった場合、さらに事故でのケガが原因で下半身不随状態になった場合などが対象です。ただし事故発生日からその日を含めて180日以内に所定の状態になったなど、条件があります。

3-2. 入院に対する補償

国内旅行中の事故でケガをした場合に入院費用が補償されます。入院費用は日額×入院日数で計算されますが、180日を限度とするなど限度日数が設けられています。日額をいくらに設定するかで保険料は異なります。

3-3. 手術に対する補償

国内旅行中の事故でケガを負い、手術を受けた場合に補償されます。入院中に受けた手術であれば「入院日額×10」それ以外は「入院日額×5」というように定められています。

3-4. 通院に対する補償

国内旅行中の事故でケガを負い、その治療や検査などに要する費用が補償されます。保険金は通院保険金日額×通院日数で計算されますが、通院日数にも30日など限度が設けられていることが一般的です。

3-5. 賠償責任に対する補償

誤って土産店で展示品を壊してしまった場合や、事故で相手にケガを負わせてしまった場合など、損害賠償責任を負うことになった時の補償です。なお、補償は数千万円から1億円が相場になっています。

3-6. 救援者に対する補償

例えば登山者が山で遭難した場合や、事故によるケガで14日以上入院した場合などで、家族が現場に駆け付け渡航費用が発生した時の費用を補償します。交通費だけでなく、宿泊料や探索救助費用、現地からの移送費用なども補償されます。

3-7. 携行品に対する補償

国内旅行中に衣類やカメラ等の携行品に損害が生じた場合に補償されます。ただし補償の対象にならないものもありますので、どのようなものが対象になるかを確認しておきましょう。クレジットカードやコンタクトレンズなどは対象にならないことが一般的です。

Step4. 国内旅行保険では対象にならない損害もある

一方で、国内旅行中に損害に見舞われても、保険の対象外になってしまうケースがあります。

4-1. 天災による損害があった場合

なお、地震や豪雪、津波といった天災による損害は国内旅行保険から補償されないケースが多くなっています。ただし保険会社によって天災危険補償特約などを付帯することにより補償を受けることも可能です。

4-2. 旅行中に病気になった場合

国内旅行保険で補償されるのは対象となる期間内の旅行で生じた偶然の事故による損害です。仮に旅行中に病気になったとしても、旅行との因果関係が認められなければ補償されません。

なお、旅先でウイルス性の食中毒にかかってしまった場合などは補償の対象になるケースもあるようです。

Step5. 国内旅行保険の補償期間

国内旅行保険で保険が適用されるのはどのタイミングからか気になるところですが、契約期間中は家から出発して帰宅するまでの道中の事故による損害は補償の対象です。

旅行期間の長さに応じて補償期間を設定することが可能です。日帰り旅行から2週間程度の旅行まで補償期間を設定できることが一般的です。最近では1か月まで対応できる保険会社もありますので、どのくらい旅行するかによっても選ぶ保険会社が異なるでしょう。

Step6. 国内旅行をエンジョイしたいなら

保険会社によって、旅行期間、旅行の目的や趣旨、旅行行程が同じ場合には家族や友人と合わせて10人まで一緒に契約できるところもあれば、名字が同じ家族以外は一緒に申し込みができないなど特徴は様々です。

国内旅行を気持ち良く楽しむためにも、加入しておくと安心できる保険ですので、各社補償の内容などを確認しながら一番ぴったりだと思う国内旅行保険に加入すると良いでしょう。